コミックアルファ 1998
とぶヒト
tobuuhito_00.jpg(C) Voller Ernst/ MEGAPRESS■ヒトは、生まれてから死ぬまで、重力にしばりつけられる。
とペぱ、チャンスがある。とぺば無重力、いきおいがあれば反重力、着地して過重力。重力から自由になるというより、ただしくは、重力を操作して、あそぶのだな。

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コミックアルファ 1998
あそぶヒト
JAWS-01.jpgfoto by Erik Aeder +
Rick Leeks
■"POWER SURFER" とは、自分の力、つまりパドリングだけではテイクオフできない、human-scale をはるかに越えたサイズの波に、ウインドサーフィンにおけるセイル(=風のパワー)や、トゥインサーフィンにおける

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コミックアルファ 1998
さわるヒト
sawaru_00.jpgfoto by John Drysdale (C) Voller Ernst/ MEGAPRESS■バーチャルよりも、さわりたい。
象がいい.象がすきだ。だいいちカタチがユニークだ。線が、アジア的だ。美しいというには無理があり、しかしけっしてぶさいくではなく、からだがおおきいからといって

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コミックアルファ 1998
おちるヒト
drop-01.jpg(C)Fredery Bozon AFLO Foto Agency■ 20分間で体験する輪廻転生。それがスカイダイビングだ。その気になれば明日にでも、3500mの虚空から墜ちることができる。(ただし3万5000エンばかりかかる)

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コミックアルファ 1998
うかぶヒト
うかぶヒト_01.jpgfoto by Junji Takasago■君からすればおれなんて、スケベでダサい、ただのオヤジなんだろうけど……、
沈黙に耐えきれずにそう口を開くと、あらそんなことないわよ、と“あゆみちゃん”は唇のはしっこで微笑んでくれ、おれはひどく救われてそれだけでじんとしてしまい、

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TOKO付記:
■メディアファクトリーが出版していた、青年コミック誌 "コミックアルファ" で連載した、センターフォールドのグラビア企画。
製作方法が変則的(っていうか低予算)で、ビルボードに記した「あそぶヒト」という方針はあるが、ロケ、撮影、取材なし。つまり、知り合いのカメラマンやフォトエージェンシーをまわってオモロイ写真をさがし、その結果に応じたストーリーをでっち上げる創作、という手抜き妙手である。
連載時、とくに絶賛された記憶はない。わし自身はけっこうまんざらでもなかったんだけれども。