なにかを得ると等分のなにかを喪なうものだ。
恵子を選ぶと浩子は選べない。うまいものを食っちゃうと
それ以上にうまいものを食うのはたいへんだ。
コンピュータを使いこなせるようになると、
……ん?、べつになんにも喪なわないじゃないか。
色即是空 は、フィジカル(脳)とバーチャルの統合原理なんじゃないか。
フィジカルあってのバーチャルで、バーチャルそのものは空であり、
それはフィジカルを解放する技術で、脳の潜在力を引きだし、
脳と脳をネットワークしてそのパワーを自乗して、
脳がつくった時間と空間という概念を・・・・・・ま、いいか、そういうことは
利口な人がもうあちこちで書いてる。しかしだ、デジタル技術の急激な発展という
現実には、現実的な対応が必要となる。今このとき、現場の第一線で
デジタルと格闘し、泣き、笑っているぼくらの同僚3人に、
その格闘をレポートしてもらった。テーマはネットワーク。題して、
DIGITAL NETWORKは、時空を超えて
ソウルを解放するか(なんちゃって)
恵子を選ぶと浩子は選べない。うまいものを食っちゃうと
それ以上にうまいものを食うのはたいへんだ。
コンピュータを使いこなせるようになると、
……ん?、べつになんにも喪なわないじゃないか。
色即是空 は、フィジカル(脳)とバーチャルの統合原理なんじゃないか。
フィジカルあってのバーチャルで、バーチャルそのものは空であり、
それはフィジカルを解放する技術で、脳の潜在力を引きだし、
脳と脳をネットワークしてそのパワーを自乗して、
脳がつくった時間と空間という概念を・・・・・・ま、いいか、そういうことは
利口な人がもうあちこちで書いてる。しかしだ、デジタル技術の急激な発展という
現実には、現実的な対応が必要となる。今このとき、現場の第一線で
デジタルと格闘し、泣き、笑っているぼくらの同僚3人に、
その格闘をレポートしてもらった。テーマはネットワーク。題して、
"今そこにある現実"
ソウルを解放するか(なんちゃって)
TOKO付記:
■1996年。ネットが臨界を越える、まさに前夜。編集を依頼されたソフトウエアメーカーPR 誌の特集もインターネット。 「ネットで電話できるらしい、アメリカにかけてもタダらしいぜ」「マジかよ!?」という時代である。 識者に訊いてまとめるという、無難だがライブではないオプションは捨て、 |
まさに「今」、現場で、押し寄せ迫るネットと格闘する、第一線担当者の、3本のルポとした。 それらの「イキオイ」を、強引にまとめる「大トビラ」を作らないと、特集が(本全体が)散漫になってしまう。 わし自身、ネットでこれからどーなるかなどよー分からんかったが、色即是空とかわかったよーな |
わからんような──この場合それでもいいのだ、ある意味──原稿を書き、見開きデザインのラフを引いた。 デザイナーの渡邉氏、イラストレーターの樋口氏とともに完成させたのが、上記トビラである。 すくなくともイキオイは感じさせる。いままで、3000以上の「見開き」を作ってきたが、 気に入っているうちのひとつである。 |